【犬の分離不安症】留守番中の問題行動、もしかしたら分離不安症かも…
愛犬に留守番をさせるとずっと吠えていたり、ものを壊すなどの問題行動を起こしてしまっていませんか?もしかしたらその行動、分離不安症かもしれません。
犬の分離不安症について紹介していきます!
犬の「分離不安症」とは
犬の「分離不安症」とは留守番中や飼い主さんの姿が少しでも見えなくなると不安を感じて吠え続けたり、ものを壊してしまうなどの問題行動を起こしてしまう心の病気です。
「分離不安症」の症状
- 吠え続ける
- 物を壊す
- 粗相をする
- 嘔吐
- 下痢
- 大量のヨダレを出す
- 震える
- 飼い主さんの後ろをずっとついてくる
- 手足を噛んだり舐めたりする
- 床や地面を掘り続ける
- フードを食べない
分離不安症はものを壊すなどの問題行動だけでなく体調にも変化をもたらします。症状がひどい犬の場合だと、自分の足を噛んだりして傷つけてしまう子もいます。
「分離不安症」の原因
犬の分離不安症の原因について見ていきましょう!
環境の変化
引っ越しや家族が増えるなど、いきなり環境が変わる。
子犬の時期に長時間の留守番
子犬の時期にきょうだい犬や母犬と過ごす時間が少なかったり、一人で留守番を頻繁にしていた。
留守番中に怖い思いをした
留守番中に雷や地震など怖い思いをする。
辛い経験がある
過去に虐待などの辛い経験がある(保護犬など)
加齢
加齢が原因で聴覚や視力が衰えて不安を感じる。
対策・予防
- 短い時間から徐々に留守番の練習をする
- おもちゃなど寂しくならないようにする
- あえて無視をする
- サプリメント
短い時間から徐々に留守番の練習をする
早く治したいからといっていきなり長時間のお留守番をさせるのはやめましょう。最初は10秒くらいだけ犬を部屋に一人にさせるところから始めていきましょう。慣れてきたら徐々に時間を増やしていきお留守番に慣れさせていきましょう。
寂しくならないようにする
愛犬が好きなおもちゃや毛布などを用意してあげると安心することができます。テレビやラジオなどをつけておくのもオススメです。
あえて無視をする
愛犬に構いすぎていたり、愛犬の要望を受け入れすぎていると飼い主さんに依存するようになってしまいます。それではいつまで経っても分離不安症を治すことができません。愛犬のペースに合わせすぎないようにしましょう。
サプリメント
分離不安の対策としてサプリメントを与えている飼い主さんもいるみたいです。症状が軽い犬には必要ないかもしれませんが、不安から自らの体を傷つけてしまう犬には取り入れるのもありだと思います。
気をつけること
愛犬のお留守番が上手くいかないからと言って怒鳴ったりするのはやめましょう。不安でパニックの状態の時にさらに興奮させる行動をとってしまうとより悪化してしまう可能性があります。辛いこともあると思いますが、愛犬と一緒に根気良く頑張りましょう。
室内犬は「分離不安症」になりやすい
室内犬なんて言ったらみんなそうじゃん!と思いますよね。その通りです。室内犬は飼い主さんとの時間が長いので依存関係になりやすく、分離不安症になる可能性が高いと言われています。
室内で飼う方が安全ですし一緒に過ごす時間が増えるので室内飼いはオススメですが、愛犬といい関係を作るためにしっかり対策しておきましょう。