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【猫のおやつ用ピューレ】気になる原材料（添加物）について調べてみました。
棚橋 広幸
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猫ちゃんが「だーいすき！」おやつ用ピューレ。ある日のこと、よく行く猫カフェで出されていたおやつ用ピューレが「あの有名商品」でないことに気づき、「なぜだろう？」と思ったのがきっかけでした。
「ピューレ」じゃなくて、「ちゅーる」と呼ばれるくらい、あの商品が有名だよね。
あの商品に含まれる気になる原材料（添加物）とは？
タンパク加水分解物
「タンパク加水分解物（かすいぶんかいぶつ）」とは、様々なアミノ酸を主成分として、加工食品の調味目的で使用されるものです。分類上は「食品」で、食品添加物ではありませんが、タンパク質を加水分解する過程で発がん性の疑いのある物質（クロロプロパノール類）ができることが知られており、EU（ヨーロッパ）などで基準値が定められています
調味目的のための原材料となるため、おやつ用ピューレ以外の普段のフードでも意識して原材料をチェックしたいね。
植物性油脂
「植物性油脂（しょくぶつせいゆし）」とは、その名の通り植物から採取される油脂のことです。メーカーによっては植物油脂の種類を自主表示するケースがありますが、そうでないと「どの油」を使用しているか、確認ができないことになります。
何のために「植物性油脂」を原材料に使っているのだろう？
一般的に考えられるのは、「食材の味を引き立てる」ためかと思います。猫は味覚より匂いで食べ物の美味しさを判断するため、その観点だと「香りを引き出す」ためである可能性も考えられます。
特に気をつけたい「トランス脂肪酸」とは？
植物性油脂には「トランス脂肪酸」が含まれている場合があります。トランス脂肪酸は心血管系の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
増粘剤（加工デンプン）
増粘剤（ぞうねんざい）は、漢字の通り「食品に粘り」をつけるための食品添加物となります「とろみ」の状態を作るために使われている添加物になると思います。穀物由来のものを使用している場合はアレルギーの心配、また猫が肉食のため、摂取量が多いことで消化不良や肥満の原因となる可能性が考えられます。
増粘多糖類
増粘多糖類（ぞうねんたとうるい）は、粘性（ねんせい）を与えるなど、製品の品質向上に使われる食品添加物となります。添加物ではありますが、天然の原料を由来として作られているものが多く、果実由来、樹液由来、海藻由来などの種類があります。ただし、肉食である猫の食事から考えると、多くの増粘多糖類を摂取することは望ましくないため、注意する必要はあると考えられます。メーカーによっては増粘多糖類の原料を記載しているため、どの原料から抽出されているのかを確認することも大切かと思います。
「増粘剤（加工デンプン）」、「増粘多糖類」ともにピューレの形状からすると、添加物として使用されている商品が多そうだね。1日のおやつの量も関係すると思うので、あげる量についても意識しないとだね。
〇〇色素
紅麹（べにこうじ）色素、カラメル色素など、着色を目的として使われる添加物。合成着色料とは違い、天然由来の色素ではありますが、目的は「色」をつけるためであり、猫のおやつには不要と考えられます。
嗅覚が鋭い猫ちゃんは色より「香り」。色がなくても美味しく食べてくれると思うと、合成着色料ではない色素についても、なるべく摂取は避けたいなと思います。
特に紅麹色素は製造過程で「シトリニン」と呼ばれるカビ毒が生成され「腎臓」への悪影響が考えられます。猫は「腎臓」に負担がかかりやすい動物と言われているため、その観点からも注意したい添加物の一つと考えています。
素材と米粉のみの無添加おやつ
「ねこぴゅーれ」
気になる原材料、添加物について考えてきましたが、これらを含まない商品として、素材と米粉のみの無添加おやつが特徴の「ねこぴゅーれ」をご存知でしょうか。よく行く猫カフェで出されていたのが、この「ねこぴゅーれ」です。
素材の種類として「鶏ささみ」、「まぐろ」、「かつお」、「海鮮ミックス（まぐろ、かつお、サーモン、しらす）」の４種類が4本づつ入ったお試しセットが用意されているため、これまで「ねこぴゅーれ」を食べたことがない場合は、こちらのお試しセットが検討しやすいかと考えています。
お試しセットの価格が1,080円（送料無料）だから、1本あたり約68円！まずはどの素材が猫ちゃんに合うか、お試しセットを利用してみるのはいいね。
気になる添加物は含まれていませんが、素材と合わせて「米粉」が含まれています。米粉は比較的消化しやすく、猫にとっても安全な炭水化物源と考えられますが、猫の食事における炭水化物の必要性（肉食動物）から考えると、やはり与え過ぎには注意をする必要があります。
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現在は住宅環境の関係でペットと暮らすことができないのですが、新居になるタイミングで保護猫を迎え入れたく日々、娘と猫について勉強しています。ペトマ（本メディア）を通じて、飼い主さんに正しく役に立つ情報をお届けできるようにします。
