【猫の夏バテ・熱中症】ウェットフードで夏バテ・熱中症対策?症状・対策を紹介!!
近頃暑い日が続いてますよね。熱中症にならないようにしっかり対策しないといけません。
実は猫も人間と同じように熱中症になってしまうことは知っていますか?
猫の夏バテ・熱中症の症状
愛猫にこんな症状は出ていませんか?
- ごはんを食べない
- 嘔吐・下痢をしている
- 元気がなくなる
- おしっこの量が減る
- 口を開けて荒い呼吸をしている(※パンティング)
- ごはんを食べない
- ウロウロとして落ち着きがない
- 目の粘膜や耳、口の中がいつもより赤い
- 嘔吐・下痢をしている
※舌をだしてハーハーと呼吸すること
夏バテはゆっくりと体調が悪化して行くのに比べて、熱中症は急激な体調の変化が現れる特徴があります。
\パンティングには要注意/
猫が口を開けて荒い呼吸をしている(※パンティング)をしている場合は要注意です!猫は基本的に鼻で呼吸する動物です。犬のようにハアハアと舌を出して口呼吸をして体温を下げようとすることはまれです。すぐに熱中症を疑いましょう!※舌をだしてハーハーと呼吸すること
さっそく猫の熱中症対策を知りたい所ですが、対策を知るにはまず!
猫の生態をしっかりと理解する必要があります!
猫の生態を知ろう!
実は猫は元々水の少ない砂漠地帯に生息していました。
そのため、体内に水分を蓄える機能が優れていて喉が乾きにくい動物なんです。
「じゃあ水分は少ない量を与えるだけでいいの?」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません!
猫は体内に水分を蓄える機能が優れているため、水分をとる量が少ないと尿が濃くなり、尿結晶や尿石症、膀胱炎などのリスクが増えてしまう可能性があります!十分な水分摂取が必須です!
【猫に多い病気】
順位 | 疾患 | 疾患 |
---|---|---|
1位 | 消化器疾患 | 15.2% |
2位 | 泌尿器疾患 | 13.5% |
3位 | 皮膚疾患 | 9.1% |
4位 | 全身性の疾患 | 8.4% |
5位 | 眼の疾患 | 6.3% |
表を見てわかる通り、実は猫は腎臓や膀胱といった泌尿器の病気が多い動物なんです!
ペット保険会社のア二コムが公開している疾患別請求割合でも泌尿器疾患は13.5%にのぼり、これは全体で2番目に多い数字です!泌尿器疾患である尿石症や膀胱炎などは、飲水量を増やすことで予防できます!
猫にとっていかに水分摂取が大切なものなのかよくわかりましたね!
猫の夏バテ・熱中症対策
もともとは砂漠地帯に生息していた猫ですが、乾燥した暑さには強くても、高温多湿は苦手なんです。
また、猫は肉球にしか汗をかかないので、人間のように汗をかいて上手く体温調節をすることができません。そんな猫のためにもしっかり熱中症対策をしてあげましょう!
- クーラーをつける(27℃前後)
- 日光を遮る
- 空気を循環させる
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにしておく
- ウェットフードを与える
クーラーをつける(27℃前後)
室内を27℃前後にすることによって、熱中症になるリスクがぐっと下がります!温度を下げすぎても猫の体に良くありません。最適な温度に設定してあげましょう!
日光を遮る
日当たりのいい部屋の場合は、窓辺がとても暑くなっていることがあります。遮光カーテンなどで日光を遮って、室内温度の上昇を防ぎましょう!
空気を循環させる
扇風機やサーキュレーターなどで空気を循環させることで部屋全体に冷たい空気を行き渡らせることができます!
新鮮な水をいつでも飲めるようにしておく
脱水症状になると熱中症になりやすくなるので、気軽に水を飲める環境を作ってあげましょう。普段の水飲み場に加えて廊下やベット付近など、猫の動線に数ヶ所飲み水を用意してあげるのがおすすめです!万が一ひとつ倒してしまった場合の備えにもなります。水はこまめに取り換え、新鮮なものを用意しておきましょう!
ウェットフードを与える
ウェットフードはドライフードに比べて水分量を多く含んでいるため、より多くの水分を摂取することができます!
少し工夫するだけで熱中症対策をすることができます!
この中でも今回はウェットフードにスポットを当てて紹介していきたいと思います!
ウェットフードとは?
ドライフードとウェットフードの大きな違いは含まれる水分量です!「ドライフードの水分量は10%以下」なのに対し、「ウェットフードは水分量75%以上」のものを指します。
- 水分補給になる
- 消化吸収しやすい
- 未開封であれば長期保存ができる
- 種類が豊富で食いつきがいい
水分補給になる
ウェットフードは水分量75%以上もあるため、水分補給が苦手な猫でも必要な水分を摂取することができます!
消化吸収しやすい
ドライフードに比べて消化吸収が良いため、猫の消化器官への負担を減らすことができます!
未開封であれば長期保存ができる
未開封であれば、缶詰やパウチなどで密閉されている為ドライフードより長期保存をすることが出来ます。直射日光が当たらない、湿気の少ない場所に保管しましょう!
種類が豊富で食いつきがいい
ドライフードに比べると種類も豊富で、香りや味が強いため喜んで食べてくれます!
- 高価
- 開封後は保存が効かない
- 噛む力が衰える
- 歯石が溜まりやすい
高価
ウェットフードはドライフードに比べると値段が割高です。そのため主食として使うのではなく、ドライフードにトッピングとして使うなど、補助的な役割で使うのが金銭面でもいいかもしれません。
開封後は保存が効かない
未開封の状態だと長期保存ができるのですが、ウェットフードは水分が多くて腐りやすいので、開封した後はなるべく早く食べ切らないといけません。
噛む力が衰える
水分が多く食感が柔らかいため噛む力が衰えてしまう可能性があります。食欲が無い場合や高齢の猫には適していますが、健康な猫にはウェットフードばかりを与えるのはやめた方がいいと思います。
歯石が溜まりやすい
ドライフードに比べると、歯の隙間に食べカスが残りやすいので、そのまま放置してしまうと歯石になってしまう可能性があります。しっかり歯磨きでケアしてあげましょう。
ウェットフードは大きく分けて
総合栄養食と一般食の2種類があります。
一種類だけでしっかりと栄養を補給することができる
おやつのようなもの
\知っておこう/
「一般食」のみを食べ続けていると健康に生活するための栄養を摂取することができず、栄養に偏りがでてしまう可能性があります。
ですが、一般食を食べさせてはいけないというわけではありません!
主食にするのはNGですが、「一般食」は総合栄養食に比べて香りと味が強いというメリットがあります。
- 食欲がなくてご飯を食べてくれない猫にトッピングとして使う
- ご褒美としておやつ代わりに使う
おすすめウェットフード
【商品特徴】
麻布大学獣医学部との共同研究に基づき開発された、猫の下部尿路の健康を維持するキャットフードです。
【商品特徴】
愛猫の健康な泌尿器の維持+理想的な体重の維持をサポートしてくれます。
【商品特徴】
食欲旺盛、避妊・去勢で太りやすい猫の理想的な体重の維持+健康な泌尿器の維持をサポートしてくれます。
【商品特徴】
食品添加物を一切加えず、かつおと天然水だけで作られたフードです。添加物が気になる飼い主さんにぴったりの商品だと思います。
【商品特徴】
増粘剤、着色料、甘味料、調味料などの余計なものは入れずピュアな素材だけが凝縮されて作られたフードです。様々な味が試せるのでオススメです。
最後に
この記事を読んで、飼っている猫ちゃんに合った方法で熱中症対策をしっかりしてあげてください。そしてこの暑い夏を乗り越えて行きましょう!
参考サイト
猫のウェットフードのメリット・デメリットとは?おすすめフードもご紹介 | UCHINOCO <うちの子>
酷暑の毎日! 猫も熱中症に気を付けよう|anicom you(アニコムユー)
夏は猫の熱中症対策を!適温って何度?[人も猫も快適に暮らそう]
【獣医師監修】猫の熱中症とは?気になる対策とその症状を重症度別に解説 – 猫の生活 | SBIいきいき少短
ウェットフードを猫に与える前に知っておきたいメリット・デメリット | 猫ねこ部
猫も熱中症にご用心!症状と対策、応急処置の方法を解説!|ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保)
猫の夏バテの原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医師が解説 | ペット保険のPS保険
参考本
【商品詳細】
ネコに詳しい獣医師たちが適切な環境の作り方から遊び方まで徹底解説。さらに、115製品にも及ぶキャットフードや ネコグッズの辛口批評も掲載してあります。猫と暮らしている飼い主さんに役立つ1冊だと思います!