【猫との絆も深まる】ブラッシングのメリット、おすすめのブラシについて
猫ちゃんの日々のお手入れのひとつである「ブラッシング」。ブラッシングを通してのスキンシップにより「絆」を深めたり、猫が喜ぶブラッシングのコツについて考えていきたく思います。
被毛が美しくなる・健康管理のため
ブラッシングすることで被毛の汚れを取り除いて清潔になり、毛並みが美しくなります。またブラッシングは皮膚を刺激するため、血行促進や新陳代謝を促す効果が期待できます。
日常的にブラッシングをすることで、毛並みの状態、皮膚の状態を確認することができるため、猫の変化にも気づくことができ、結果として健康管理にもつながります。
抜け毛・毛球症の予防
ブラッシングにより「抜け毛」を取り除くができます。「抜け毛」を減らすことで、毛づくろいで飲み込んでしまった毛が消化器官に蓄積されて起こる「毛球症」の予防にもつながります。
スキンシップ(絆の強化)
ブラッシングの時間は、猫ちゃんとスキンシップが取れる大切な時間です。猫がブラッシングを「気持ちいい」と思ってもらえれば、それはお互いに至福の時間となります。
猫同士が互いに毛づくろいをし合うを姿を見たことがあるのではないでしょうか?「アログルーミング(ソーシャルグルーミング)」と呼ばれており、飼い主、または猫の仲間に行う愛情表現だと言われています。
猫のブラシには「短毛用」と「長毛用」があります。また、短毛と長毛の両方に使いやすい「コーム」などがあると便利です。
短毛用ブラシ
短毛の猫は、多くの雑種の猫、また純血種だと「スコティッシュフォールド」、「アメリカンショートヘア」「エキゾチックショートヘア」、「シャム」などにあたります。
短毛用のブラシは「ラバーブラシ」がおすすめです。素材が柔らかく、短毛種の猫の皮膚を痛めないこと、抜け毛が取れることはもちろん、皮膚に当たるようにブラッシングすることで「マッサージ」効果も期待ができます。
抜け毛のケアを目的とする場合は週に2〜3回の頻度が目安になります。毛が生え替わる「換毛期(春と秋)」は抜け毛が増えるタイミングとなるため、毛球症を予防するためにも毎日のブラッシングができると良いと思います。また猫ちゃんの性格、その日の体調などの状況に合わせてブラッシングの頻度を考えてみてください。
両面ラバーになっており、短いピンでは抜け毛、フケ、ほこり取りに、長いピンではマッサージとして使うことができます。
長毛用ブラシ
長毛の猫は純血種で多く、「ノルウェージャンフォレストキャット」、「ラグドール」、「メインクーン」、「サイベリアン」などがあたります。雑種の猫の長毛は、雑種全体の10%に満たないとの調査もあり、長毛猫のほとんどが純血種であると言えます。
長毛用のブラシは「スリッカー」がおすすめです。先端が細く、針金などの硬い素材がついているブラシとなります。長毛はブラッシングの際に毛のもつれなどがあるため、スリッカーだとスムーズにブラッシングができます。
毛が長いため、抜け毛による毛球症を予防するためにも毎日のブラッシングが理想です。ただし、猫ちゃんの性格、その日の体調の状況もあるため、背中だけ、お腹だけなど、その日にできる部位をブラッシングできることが良いと思います。
お値段が少し張るのですが、先端が丸くなっている優しい設計のスリッカーです。持ち手もブラッシングがしやすいようにカーブしており、使いやすいように工夫されています。
短毛・長毛兼用ブラシ
短毛にはラバーブラシ、長毛にはスリッカーでのブラッシングがおすすめですが、短毛、長毛のどちらも活躍する「コーム」があると便利です。ラバーブラシ、スリッカーでブラッシングする前に、毛のもつれをほぐす時に、また頬や顎(アゴ)付近などデリケートな部分をブラッシングする際に活躍します。
粗目と細目が使えるシンプルで使いやすいコームです!
その他、ツヤ出しブラシ、マッサージ用のブラシなどもありますが、猫ちゃんの状態(喜ぶなら)に合わせて用意ができると良いと思います。
1935年創業のドイツの老舗ブラシメーカー「Redecker(レデッカー)」。猫用のブラシも展開しており、質の高いブラシです。